香港人材紹介

「じゃあ人は余ってるんですね?」

毎日コロナウイルスの話題ばかりで嫌気がさしてくる。しかしテレビをつけるとニュースばかり追いかけ、毎日のように行われる政府関係者の記者会見も欠かさずチェックしている自分がいる。最近は携帯からライブで見れるようになり、こういう時期には大変有難いことだと感じる。

そんな中、昨日人材募集のお問い合わせをいただいた!例年では我々にとっての繁忙期であるが、今年は散々な目にあっている。まだまだ自宅勤務も多いので、実際退職者も少なければ、スタッフを追加で募集などはほとんどない状況だ。逆に昨年のデモの頃から徐々に余剰人員整理により解雇された方からの問い合わせが多かったが、それも直近では少な目。

そう話し出すとお客様からは、じゃあ人は余ってるんですね?という質問をいただいた。でも私の肌感覚では小売や飲食の人は比較的求職中の人が多いが、オフィスの仕事の方については余ってるというより、しがみついて辞めないという感じがしてならないのだ。

大変失礼な言い方であることは重々承知の上だが、多少不平不満があったとしてもまさかこの時期に辞めないよね~、と言っている声がどこからか聞こえてくる。

先日ビデオ面接した20代男子の求職者に転職理由を聞くと「こんな状況(コロナウイルス)なのに、社長はスタッフ全員を通常通り毎日出勤させ、マスクの付与もない。挙句の果てには咳こんでいる社員に向かって、お前(コロナに)かかったんじゃないか、やばい、みたいな差別用語を吐いてる。言いたい放題みたいな感じでむかつく。

でもみんなこの時期は辞められない。ローンもあるし親や子供を経済的に支えなければならないから。本音はこんな差別野郎の下では働きたくない!」(これらの会話は広東語なため、日本語での要約です)

最後に彼は、僕は若くて経済的負担は少ないほうだ、だからほとんど自分の意志だけで転職を決められる。有難いことだと呟いていた。

こういう人の話を聞くと、コロナウイルスが納まったら大量に人が動くんじゃないかと思ってしまう。人材会社の立場で考えれば嬉しい悲鳴と言えなくもないが、実際にはそれを防止するため、勤務体系やマスクや消毒液などを含んだ福利厚生についてどこまで気を配れるかが必要だと考える。

販売しているマスクは本当に高値だし、普通に手に入れるのは至難の業だ。それでも会社がスタッフに誠意をもった姿勢を見せられるかどうかが、それを見てるんだろうなと感じる。

うちのオフィスは先週今週は自由な勤務体系だ。私の場合昨日と今日は出勤しているが、月曜は自宅勤務だった。我々の仕事はPCと携帯があれば大抵のことはできてしまうので、コンフィデンシャリティにしっかり気を配れば、会社側と社員がWin- Win の関係でいられるのではないかと考える。

ラッキーなことにマスクは、1月前半の段階で買ってあったものがまだ残っている。基本はスタッフ自身に用意してもらうようにしているが必要に応じてマネジャーが与える形だ。

現在出勤してるのは私を含むマネジャーたちと比較的近くに住んでいるスタッフのみ。小さな子供がいるスタッフからは自宅勤務でとの相談があったので、そのようにしている。子供にうつるのを心配してのこと。もっともだと思う。

早く収束してくれることを祈るばかりだがこればかりはuncontrollable(自分ではコントロールできない)な課題だなぁと毎日思うばかりだ。マスク、手洗い、うがいを欠かさず、たんぱく質を取り抵抗力をつけてこの時期を乗り切るしかない!