今日は富士山登山の話をしたいと思います。実は香港人の友人が計画した富士登山計画に参加することになり、現在着々と準備を進めています。最初は14名だったのがどんどん参加人数が膨らみ最終的には私を入れて27名となりました。当初の「日本のローカルツアーに参加する」から「貸し切りバスツアー」に変化しつつあります。
そこで今回の「富士山プロジェクト」を通じて、問題点と解決手段についてまとめてみました。
参加目的
- 1)富士登山(ご来光を見たい)
- 2)富士登山(お鉢巡りをしたい)
- 3)富士登山(登山証明をもらいたい)
- 4)日本旅行の一部として、変わったものにトライしたい
- 5)周りにつられてなんとなくの参加(好奇心)
実はこのプロジェクトを開始して数カ月、今更ながら気づいたのですが、富士登山の目的は3番目の 証明がほしい人が意外と多いことです。
登山を楽しむというよりは、行ったという証を残したいという人が多く、それ(その行為を)インターネットを使って発信して友達に見てもらいたいという人のなんと多いことか!実は富士山頂上にはWifiが飛んでいて、山頂からフェイスブックなどに出す人が本当に沢山いるのです。
これは国民性(香港という地域に住んでいる人)なのかもしれません。転職活動の際、年齢に係らずHKCEE(F5卒業時に受ける共通テスト、現在はDSE)の証明を持参するのと同じ感がぬぐえません。
そうなると皆の注目は1)ご来光を見る2)お鉢巡りをするではありません。ご来光は見なくても証明はもらえますし、もちろんお鉢巡りなどのオプショナルツアーをする必要もなく、(証明がもらえるところまで)上がって下りるという単純行為が最も理想的になります。どちらかというと1)や2)を目的としていた私などは少数派ということになります。
そういう情報を聞きながら話し合った結果、私たちは初心者が参加しやすい吉田ルートを登ることにし、山小屋で一泊してから深夜に登頂しご来光を見ることになりました。
現在の皆で話していることとしては以下の3点です。
- ご来光は見れても見れなくても、全員で上まで登ろう
- 疲れているいる人は登頂後でなるべく長めに休憩し、行ける人はお鉢巡りへ
- 全員で登山証明を取ろう
更にはまとめ役として解決すべき問題点としては以下の通りです。
- 英語ができるガイドさんを依頼する(私以外は日本語ができない)
- 最後まで歩けない人がでた時の対策(山小屋でそのまま休憩、自分で下山するなど)
- 高山病対策(薬の服用、簡易酸素の携帯など)
- 体力づくり(事前準備としてほぼ毎週6~8時間コースを香港で歩く、筋トレなど)
私の目下の課題は、参加者(3つのグループが参加)の引き合わせと、どうやって皆の体力を図るかというところに注力しています。更には、一般のツアー参加よりも貸し切りバスツアーの方が少し金額が高いので、それを納得してもらうことも含めて話し合い中です。
現在我々のターゲットは7月末の登山。
この「富士登山プロジェクト」を通じてリーダーシップや異文化マネジメントなど、実はビジネスシーンでも生活の場でも解決しなければならない課題は共通しているという意識を強く持ちました。そして私が当初考えていた登山目的とも少し開きがあるのですが、目的はどうであれ、全員が元気で無事下山することを優先していきたいと思っています。(富士登山終了!に続く)