毎年春はインターンシップの学生をお願いする時期です。特に香港内にH人事(Human Resources Management)学科をおいている複数の大学にお願いして、これを勉強している学生にサマー・インターンシップとして来てもらっていました。学生の質も高く、非常に有難いプログラムだと感じていますのでここでシェアさせていただきます。
採用目的
人事労務に興味がある学生にうち内容を通して人材採用プロセスとその目的、またそれを通じて社会に貢献していることなどについて学んでもらう。
インターンシップ終了後も続けてアルバイトしてもらえ、長いリレーションシップが築ける方を採用する。
申し込み時期:3月~4月
申し込み用紙に詳細(希望項目など)を記入しメールで送信。その場合、希望人数や時給についても明記。
面接:4月中旬~5月上旬
たいてい5~10名近くと面接。遅くなればなるほど学生が減るため、早目に面接する。
面接するかどうかの基準
- 通勤が便利か(理想は通勤時間30分程度)
- インターンシップ終了後もアルバイトする意思があるか
- 人事労務業務への興味と意欲
- 英語力(ミーティングとメールは英語になることが多いので)
インターンシップ採用時期
開始)6月上旬
終了)7月~8月
例えば城市大学のインターンシップ基準としては、「毎週40時間の勤務を6週間連続して行うこと」となるため、その基準を満たしていれば可。
*終了後に働きぶりを評価する。(大学が用意する評価用紙に記入)
*インターンシップは大学の科目取得と同じ扱いになり、3クレジットを獲得することができる。
*インターンシップ制度の場合は最低賃金法は適応されないため、月給、日給で最低賃金以下の設定をしても構わない。(しかし一般的には時給か日給制が多いように聞く。弊社でも時給制での付与。)
ちなみに今まではインターンシップで採用したスタッフがそのままフルタイムになったケースや、長くアルバイトとして頑張ってくれたスタッフもおり、非常に有難い制度だと感じています。なぜなら学生の質も高く、やる気があり語学が堪能な人も多いからです。
また大学を卒業するまでアルバイトで頑張ってくれている人に対しては、こちらから手厚いリファレンスレターを出していました。就職活動に少しでも有利になってくれたらという意味としてです。
彼らにお願いした仕事の内容は、システムへのデータインプット、電話対応、来客対応、メール作成などが主ですが、できるようになってくるとシステムサーチ、広告作成、以前登録いただいた転職希望者への電話(コールドコール)なども追加していました。
我々の業界はデータの量が多く、どちらかというマルチで浅く広く、また対応の速さも勝負となるため、向き不向きがはっきりする仕事と言えます。
実際開始してから、自ら辞める人も、辞めていただくケースもありましたが、こちらはチームワークをモットーとしているのでアウトスタンディングで仕事をする人や規律を守れない人には合わないのだと思いました。スキルが多少ついてこなくても教えて済むものは問題なしとみなし、採用してきました。
例えば肩が広く出ている服や運動靴を履いて来る人には注意しそれが2回注意しても守れないようならお引き取りいただくようなケースもありました。こういうところは意外と細かい方かもしれません。
巣立ってくれたインターンは大手銀行や保険会社、大手食品メーカーなどで働いています。彼らと時々会い、いろんな話をして過ごすのが今は本当に楽しいです。皆の成長を自分のことのように感じるひと時です。
このブログでは香港内での転職にターゲットしています。転職情報や履歴書作成の仕方、広東語や日本語を使用した模擬面接などを用意していますので、お気軽にご連絡ください。