いつの頃からだろうか、私たちの業務内容が変化してきたのは。
2000年代はお客様から求人情報をいただき有名求人サイトに広告を載せると、一夜にしてたくさんの履歴書を集めることができていました。集まりすぎてそのスクリーニングに苦労したくらいです。
しかし昨今、特にここ数年、LinkedInなどがポピュラーになってから、転職希望者が自ら仕事を探すより、ヘッドハンターや人事部などに見つけてもらう形になっているような気がします。積極型から受動型に変わったということです。
見つけてもらいたい方もただ待っているだけではありません。スキルやできること経験をしっかり書き、また自分がつながっている人(友達)を増やそうしています。友達が増える方が相手の目にとまる可能性が高くなりますから、それなりに努力をしていると思います。
我々ヘッドハンターはLinkedInと契約をすればサーチ機能が与えられますから、差別条例に抵触しない範囲でサーチが可能です。大学名、会社名、住んでいる国や場所、これから仕事を探したい国や場所、語学力、職業、職位など様々な面で細かくサーチできます。もちろん男女・年齢・婚姻状況などでのサーチはできないようになっていますが。
候補となりそうな人を見つけたら、テンプレートを使ってまずはメッセージを送りアプローチします。相手が返信してくれたらそれに返事を返していけばいいのですが、場合によってはコンタクトを拒否されることもあります。
何度かやり取りをしてようやく電話番号を教えてくれる人もいれば、早々に教えてくれる人もい ますし、すぐに会ってくれる人もいます。もちろん相手はこちらのプロフィールを見て回答するかどうかを決めていると思いますが。
私の場合日本語スピーカーや日系企業での就労経験者を探すことが多かっです。又はけっこうニッチな仕事、例えば中国工場での生産管理経験がある日本語スピーカーを探したこともありました。我々にとってLinkedinは大変有難いプラットホームであることは確かですが、以前のようにバルクでのアプローチができないことを考えると、一人一人にテーラーメードしてのアプローチということになります。
時代は「見つけにいく」方に動いているように感じてしかたないのです。だからこそ、私たちの価値が問われているような気がしてなりません。
このブログでは香港内での転職にターゲットしています。転職情報や履歴書作成の仕方、広東語や日本語を使用した模擬面接などを用意していますので、お気軽にご連絡ください。